悪性腫瘍の疑い有り

今日は大腸ファイバー検査の日。午前中に腸の中身をすっきりさせ、専用の使い捨て下着&検査着に着替え、午後にいよいよ検査室へ。

ここの病院では(ほかの病院もそういうところは多いだろうが)患者の見えるところにもカラーモニターを設置してあり、リアルタイムで自分の腸の中を見ることができる。よーっし、これで自分の腹ん中をばっちり見たろ、と、検査が始まる前は思っていました(笑)。

さあ、いよいよ挿入(?)。よくこのときに痛くて入りにくい、というが、私の場合はそんなこともなくスッと入り、直腸、S字結腸とスムーズに進んでいく。ファイバースコープの先端から水と空気を吹き込み、腸をふくらませながら入っていくのでお腹が張って少し苦しいが、充分我慢できる程度。めっちゃ余裕やん。

ところがその先は、そうは問屋がおろさなかった・・・・・下降結腸を上へと上がっていくファイバーの先が横行結腸への曲がり角に到着。ここでつっかえてしまいました。押しても曲げても回しても、そこから先に進みません。腸の曲がり角を内側からぐいぐい押されているわけで、強く鈍い痛みが「ズン!ズン!」とお腹を内側からぶん殴っています。

もうこうなるとモニタを見てる余裕はありません。身体を横にしたり、ファイバーをひねったり。5分ほど(だったと思う)たって、何とか先が横行結腸に入りました。こうなるとあとは腸閉塞の現場までは一直線です。そして現場に到着。

うーん、本当に詰まってますな。大腸の中は始めの想像とは違い、綺麗なピンク色(たまに残存××がありますが・・・)をしているのですが、腸閉塞を起こしている部分は明らかに変色していて何だか気持ち悪い。明らかに腸が狭くなっているのではなく、腸の中に変色した肉の壁ができているかんじ。そしてその中心部にうっすらと細い筋状に腸内物質が流れ出ているのが見え、どうやらかろうじて隙間があるらしい。素人で予備知識がない自分でも何となくわかってしまう。これは手術が必要で、しかも悪い方だ。そのままワイヤー鉗子で病理検査用に組織を採取し、やっと検査終了。あれだけ苦労して入れたファイバーも、抜くときはあっという間。先生もご苦労様。私もご苦労様。

そして検査後しばらくして、ナースセンターの片隅で奥さんと2人で結果を聞くことに。
・まず、原因は腫瘍である。良性か悪性かは病理検査の結果によりわかる。
・しかし、「顔つき」を見ると悪性の可能性が高い。
・どちらにしても手術は必要。体力の回復を待ってからでなければ手術できないので、手術日は14日を考えている。
要約するとこんな内容でした。ま、検査中からなーんと無く考えていたことと同じだったので、そんなには驚かなかったのでした。

・・・・と書きたいところなのですが、なぜか身体の反応は違っていました。自分でもわかるほど顔から血の気が引き、冷や汗が大量に出てきて、具合が悪くなり、腹痛が出始め、看護師さんに連れられてトイレへ駆け込みました。腸の中に先ほどの検査で水が溜まっていたのか、結構な量の水を排出して腹痛は治まったものの、まともに歩けなくなり、先ほどは歩いていったナースセンターまで車いすで運ばれていきました。

もっとも、不幸中の幸いといいますか、予定ではちょうど明日、職場の健康診断でバリウムを飲むことになっていたので、その前に見つかったのは本当に良かったということです。なにせ腸が詰まってますから、腸の中でバリウムが固まった日には、緊急手術ということになってしまうところでした。

もう一つ、大変下世話な話ですが、ちょうど1年半くらい前にガン保険に入っていたので、もし本当に悪性腫瘍だったら保険金がもらえるな、ということを先生の話を聞きながら考えていました。もしかしたら今の車を買い換えることができるかも!などと、重い場面で不埒なことを考えていた患者本人だったとさ。

(記:10月12日)

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