さあ、いよいよ明日は手術です。数日前から手術準備のために個室に移っており、今日から奥さんも狭い簡易ベッドで泊まり込んでくれます。全身麻酔手術は人生で2度目ですが、やっぱり緊張しますね。とくに大腸と肝臓を同時に切除(全部ではないですよ)する大手術なわけですから、準備も大変です。
で、今日いちばんのメイン・イベントは「ひげそり」。私は鼻の下とあごにヒゲを蓄えているのですが、手術中に口にくわえる管をテープで固定するために、ヒゲを剃らなければいけないのです。
ちなみにヒゲを生やすようになったのは4年前。インド西部のグジャラート州で大きな地震があったときに現地で地震観測をしていたのですが、観測機器設置のための交渉の時に、ヒゲがないと軽く見られてしまう、ということで、3週間の滞在中にのばし、その後もそのままで現在に至っています。宗教的な問題(この地域はイスラム教、ヒンデュー教が半々というところで、どちらも成人男性はヒゲがあるのが普通なのです)以外に、私の顔が童顔であるというのも理由です。
で、今はヒゲのおかげで年相応の見た目なのですが、ヒゲを剃ったら結構変わるはずです。でも奥さんに言っても「えー、そんなに変わらないでしょ。ヒゲくらいで」と信じてくれません。で、剃りました。もうすっきりと全部。
そして振り向くと、奥さんは目をまん丸にしてポカンとしています。「若いねー。高校生って言っても通用するかも」だって。だから言ったでしょー。この顔で34歳ですよ(苦笑)。
あー、もう早く手術終えてヒゲを元に戻さなければ。この顔では業者と交渉したり、部下に指示を出したり、大学で講義したりとかできませんよー。裸みたいで恥ずかしいー。明日の手術よりもヒゲの方が気になってしまう私からは緊張感が吹っ飛んでしまいました。 “へ~んしん。じゃん、高校生!” の続きを読む