愛すべき?研究者たち

研究者というものは、やはりどことなく浮世離れしているというか、
正規分布の端っこにいるんだなー、と思うことがよくあります。

私が抗癌剤治療で入院中のこと。話を聞きつけた大学院時代の教授(数年前に定年退官し、現在は某私立大の教授)がお見舞いに来てくれました。

「おー、○○君、元気かー!」
「・・・元気な訳ないでしょう(苦笑)。入院中ですよ」
「おー、そういえばそうか、すまんすまん(ワッハッハ)」
相変わらず元気やなー。

入院中に読めば、という本を何冊か貸して頂き(うち1冊は物理数学の本でした・・・)、とりとめもない話をしていたとき、いきなり言われたこの一言。

「おー、そういえば、○○君が死ぬ前に一つ聞いておきたいんだが」

・・・・・・へ?ま、なんつーか、一応5年後生存率30%という身で入院治療中で、しかも同室の患者さんはすべて癌治療中なわけで。
そんな「死に近い」人たちの中で、この人はいったい何を聞きたいのだろう?(笑)

「あ、はい。」

「地震の発生は確率的だと思うかね?、決定論的だと思うかね?」

死ぬ前にそれかーい!

今際の際(?)の人間に確かめるようなことじゃないような気がするんですけど。
本当に地震学と共に生きている人なんだな、と改めて思いました。

そう考えながら、私も30分ほど地震発生論について議論を交わしてしまいました。同じ穴のむじなだ。

帰り際、「じゃあ、とっととガンを治して早く仕事に復帰してくれ。」と言い捨てて?去っていきました。

ま、この先生なりの表現なのでしょうね、と思っときますです。はい。

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