2週間前、「発掘!あるある大事典Ⅱ」というテレビ番組で
納豆がダイエットに効くという放送をして以来、納豆が品切れ。
もともと納豆好きの私たちにとっては困ったな~、と思っていたのだが、
昨日、この番組で複数のデータねつ造が発覚。
今日放送予定の番組を急遽休止し、お詫び放送を流すという事態になった。
ねつ造の内容としては、いくつかの論文を都合良く取り混ぜ、
証明されていない事柄を証明されたかのように報道したこと、
測定していないデータを測定したように数値をねつ造したこと、
無関係の写真を比較し、効果があったように見せかけたこと、etc。
米国の研究者の発言を、日本語に翻訳する過程で、
言ってもいないことを付け加えたなど、正直なところ悪質だなあ、と思う。
しかしまた、その一方で、マスコミ情報の信頼性って、所詮そんなものよね、とも思う。
自分自身が関わっている分野の研究が報道されるときなど、
その結果を導くにあたって必要だった様々な仮定をびっくりするほど大胆に切り捨て、
断定をされることもあるし、研究者の発言を、曲解して報道されることもある、
ということが、残念ながらよくある。
自分たちの言葉が足りなくて伝わらない、ということもあれば、
マスコミ側が、最初から意図的に、伝えたいことしか伝えない、ということもある。
もちろん、ちゃんと報道されることも多いけれど。
こういう経験は、何も私に限ったことではないと改めて思ったのが、
asahi.com に連載されている、「医局の窓の向こう側」というエッセイでの一話。
雑誌掲載されるかな?
ああ、つくづくマスコミってコワイコワイ。
そういう経験を経て、マスコミの報道は、
半分くらい疑ってかかるくらいがちょうど良いということを知っているけれど、
大手マスコミのいうことを、無条件に信じてしまう人も多いのだろうな、と思った納豆騒動。
明日から納豆戻ってくるかなあ。

