困りましたねえ

夕方、見舞いに行ってみたらひどい嘔吐感のために起きあがれない状態だった。

1回目の投与もだったのだが、投薬そのものは正味2日で終わるのに(今回の場合は昨日の夕方に終了)、嘔吐はそのあとくらいからだんだんとひどくなり、結局、昨年の抗がん剤と同様、1週間近く辛い状態が続く。私が病室にいた間に様子を見に来て下さった担当医(O医師。研修医I医師の指導医)によると、通常は投薬中に副作用が強く、投薬終了とともに楽になるようなのだが、薬の作用には個人差があるので・・・ということであった。

オキサリプラチンによる特異的な副作用-末端神経障害-も、1回目に比べるとやや強くなっている。もっともこちらは、ほとんど投薬中に現れ、投薬終了後にはあまりあとを引かないこと、まだ程度が軽く、冷たいものに触らないなど気をつけていれば自衛できることなどから、本人はあまり苦痛ではないらしいが。
#それでも初日に嘔吐感を紛らわすために冷たい水を含んだら、 唇と舌の、神経障害によるしびれと痛みのために吐き出したらしい。

昨年の投薬(FOLFOXと並ぶ大腸がん化学療法の標準治療であるFOLFILIのバリエーション)で、投薬を終了した最大の理由が、この、強い副作用だった。そのため、今回の治療を始める前、副作用の状態によってはあまり無理して続けたくないね、という話を二人でしていた。
そして現状。
我慢できるかどうか、どのような治療を受けたいか、というのは本人次第なのだが、私自身は、このまま続けることに迷っている。常に、頭の中で考えている。

他の方法があるのではないか?

抗がん剤治療であっても、StageⅣだったり、再発したりしたがんについては、あまりエビデンスはなく、夫はまさにそこに入る。そのことを考えると、この治療は、夫にとって本当に最適の治療なのだろうか。がんによる症状が全くと言ってない状態であるが故の、ある意味贅沢な悩みなのだろう。迷いながらの手探りは続く。 “困りましたねえ” の続きを読む

木綿から革へ

3週間ほど前、夫が会話の途中で「もうすぐ3年だね」と言ったとき、
真顔で「何が?」と返してしまった。結婚して3年である。そうか、3年か。
昨年も書いているけれど、結婚してから様々なことが大変にてんこ盛りだったためか、
普段から一緒にいる時間が多い(仕事以外の時間はほぼ一緒に行動)ためか、
10年くらい一緒にいるような気がしていた。

まだ3年、もう3年。感じ方はいろいろだけれど、木綿婚から革婚へ。
Wikiの結婚記念日の記事によれば、結婚4周年は花婚(もしくは絹、皮)だそうだ。
正直なところ大変なことも多いけど、結婚して良かったことの方がずっと多い。
今日は副作用がひどくて特別にお祝いなどはできなかったけれど、
退院したらちょっといいものでも食べに行こう。
花までまた、どうぞよろしく。 “木綿から革へ” の続きを読む

FOLFOX6 2クール目

今日からFOLFOX6の2クール目。昼頃から投与が始まったとのこと。
前回、結局投与開始から2~3日経ってだんだんと吐き気が強くなってしまい、
かつメンタル的に参ったのか胃の不調も起こしたため、
今回は最初から、制吐剤と胃薬を処方してもらって抗がん剤治療。

夕方仕事を終えて見舞いに行ってみると、副作用のひどい時に比べれば大分ましではあったが、
吐き気、だるさ、神経障害が起きて少し辛そう。
1回目の投薬の時の様子から考えると、2日間の集中投与とはいえ
副作用は1週間くらいは続く感じ。まあ、とりあえず休んでいましょう。 “FOLFOX6 2クール目” の続きを読む

週末外泊

14日にFOLFOX6を投与したあと、副作用のために先週末は帰宅できなかったが、
今週はようやく落ち着いてきたため、金曜夜~今日(日曜)まで、外泊で戻ってくる。
(今日の夜に戻ってしまうのは、明日の朝5時に採血があるため)
投与から10日経ち、副作用は大分軽減しているものの
病院にいる間は何となく調子悪そうであったが、
戻ってきたら、自宅にいる、というだけで気分的にも明るくなるようだし、
自宅でなら食事もあれこれ工夫できて、食べる量も増え、調子よく過ごせるのが嬉しい。
美味しいもので、体力つけよう。 “週末外泊” の続きを読む

FOLFOX6 1クール目

木曜午後から昨日の午後3時まで、FOLFOX6の1回目投与。
FOLFOX6のレジメンについては以下を参照。
消化器癌治療の広場
5-FUの46h連続投与があるためポートの埋め込み手術をしたわけである。

投与初日の木曜日に様子を見に行ったときは、
前回の治療で最も辛かった副作用である吐き気は大分楽だということであったが、
持続点滴が効くのか昨日投与終了間際に見舞いに行ったときは、ちょっときつそうであった。
夫の場合、吐き気は心理的要因が大きく、制吐剤であるカイトリルを「見た」だけで
吐き気を催してしまう。嘔吐感が制御できればだいぶ違うのだが・・・

FOLFOX6では、オキサリプラチンという白金製剤を使用するが、
この薬剤の特徴的な副作用として生じる神経障害は少し出ている
(冷たいものを触ると痺れる、ものを飲み込むときに引っかかった感じがする、等)が、
今のところ吐き気に比べれば大したことがないとのこと。
昨日で投与は終了したので、これから少しずつ楽になっていくと思う。
副作用は辛いけど、一歩ずつでも良くなっていきますように。 “FOLFOX6 1クール目” の続きを読む

朝の出来事

木曜日(14日)の朝、出勤しようと思って車を出したら右側の前輪にパンク発見。
オーマイガッ!
とりあえず職場に電話を入れて遅刻の連絡。

さあ、何をするにもまずスペアタイヤに付け替えなければ。
しかしながらいつもタイヤの付け替えは夫にお任せだったので、
自分で替えるのは実は初めて(教習所でちょこっとだけやったのみ)。
手順は別段難しくないが、夫と比べると明らかに力不足で時間がかかる。
ナットを外そうとして、全体重をかけてもびくともしなかったときはJAFか?と頭をよぎったが、
タイヤ交換で呼ぶのはあまりに癪だったので何度か力一杯蹴ったら少しずつゆるむ。
これをナット4個分繰り返し、さらにタイヤ交換後、逆方向にまた4個分繰り返して付け替え完了。
その後は最寄りのガソリンスタンドに持って行き、修理をしてもらって無事復活。ヤレヤレ。

それにしても、ここしばらく見舞いのための運転が続いていたが、
家から行くときも職場から行くときも、途中は細い片道一車線の道が長い。
この途中でパンクしたりしなくてほんとに良かった。
そして、いつも夫を頼りにしていることに、改めて、大きな感謝と小さな(?)反省。 “朝の出来事” の続きを読む

今回の治療方針

5月8日に肝臓への転移・再発が確認されたあと、
主治医に治療方針を説明していただいたり、自分たちでいろいろな情報を集めたり、
別の医療機関に意見を聞きに行ったりしていたが、
ようやく今回の再発がんに対する治療方針がほぼ固まる。

ちなみに、現在の夫の状況は、入院後、6月8日に撮影した造影剤CTと、
6月11日に実施したPET検査の結果から、肝臓に2ヶ所の転移が見つかっている。
大きい方(5月8日の時点で見つかっていたもの)は約φ3cm、
小さい方(今回初めて見つかったもの)は、約φ1cm。

そのような診断結果と複数の医師の見解をもとに
今回の治療は、基本的に
(1) FOLFOX6を用いた抗がん剤治療
(2) 抗がん剤により、病変が2個とも消失したら問題なし
(3) 抗がん剤により、病変のうち1個が消失、1個が残留した場合は、
   残った方の病変に対し、
   1) 重粒子線治療
   もしくは、
   2) 手術による切除
という方向になりそう。

転移・再発が1ヶ所だけのままであったら、
重粒子線治療もしくは手術による切除が第一選択肢だったのだが、
残念ながら2ヶ所となったので、抗がん剤が最初の選択肢となった。
抗がん剤を投与したあとの進め方は、
抗がん剤によりどのような効果と副作用が出るか、によって変化するが、
とりあえずの方針としては上記の通り。
さっそく、明日の朝に採血を行い、問題がなければ明日の昼くらいから
FOLFOX6の投与が始まるとのこと。良い効果が出ますように。 “今回の治療方針” の続きを読む

お見舞い&外泊

木曜日、本人が書いているとおり、今後の治療に備えてポート埋め込み手術を行った。
局所麻酔の手術とはいえ切開して4針縫っており、
今週末の外泊はだめそうだったのだが、手術の後の抗生剤点滴が今朝で終わり、
くだんの研修医先生(結構今後も登場しそうな予感がするのでI研修医とします)に
外泊願いを出したらあっさり了承されたらしく、午前中に迎えに行く。

病室に着いたら、ベッドの脇に大きな段ボール箱が。
業界では大御所の、K先生(5月に長岡京散策に誘っていただいた先生)からの
お見舞いの花束でした。ありがとうございます!
せっかくなので持ち帰って家に飾る。

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夏らしい、元気の出る色。日比谷花壇製。 “お見舞い&外泊” の続きを読む

がんばれ 研修医(その2)

なんかこれ、シリーズものになりそうでコワい。

さっきの記事に書いたポート埋め込み手術の前に、
点滴をするため注射針を刺さなければいけないのですが、
件の研修医さん、どうやらこういう注射は初めてのようで、
かなり緊張していました。
※患者から見てわかるくらいの緊張です。うわー。

で、腕をゴム管で縛り、針を用意し・・・・・・・・
じーっと腕を見て、ふと顔を上げて一言。 “がんばれ 研修医(その2)” の続きを読む

ポート埋め込み手術

昨日に続いてダンナより。

何だか今回の入院はばたばたしています。

昨日は、心臓静脈へのカテーテル挿入と左鎖骨下へのポート埋め込み手術を受けました。

一昨日の昼にポート埋め込み手術についての説明を放射線科の医師から受けていたとき、
会話の中でさりげなく
「・・・・で、えーと、明日の手術なんですが、」
「・・・・え、もう明日やっちゃうんですか」
「え、聞いてませんでした?」
「聞いてませんでした」
「まあ、明日やりますんで。」

まあ、こんなもんか(笑)。

※ちなみに「ポート」とは、長期間、頻繁に点滴をするときにやりやすいように、
 心臓へつながる静脈にカテーテルを差込み、
 その根元につけられたシリコンゴム?で蓋のされた容器ごと皮膚の下に埋め込む、
 というものです。外見はこんな感じです。 “ポート埋め込み手術” の続きを読む