そういえば数日前に、こんな事件?がありました。
緊急地震速報:誤発信、2施設100人が避難--岡崎市 /愛知
私も一応、緊急地震速報の開発に携わった人間の1人ですので、ちょっと複雑な心境です。
「警報! 警報! 震度2の揺れが予想されます。被害に気をつけて!」
・・・・ということで、気象庁は今回、間違って小さな揺れで警報を出してしまいました。しかし、予測震度やマグニチュードは正しい値を(小さい地震ですよ、と)発表しています。電車が止まったなんて言うのは「警報」の部分だけに反応するようになっていたために発生した事件でして、まあ、これはある意味仕方のないことです。やはり「警報」という法律で規定された防災情報を間違って出してしまった気象庁の責任は小さくありません。
ところが、さらに今回、この警報を受信して実際に人向けに情報を出す端末のうち、あるメーカーの製品だけが、ある条件のときに情報の読み間違いをするというバグのため、「マグニチュード12.7」などという、非現実的な値を出してしまったわけです。これはメーカーのミスです。他のメーカーの機器を使っていたところは問題ありませんでした。
世の中、システムが複雑になればなるほどミスは発生しますし、完璧なシステム、というのは非常に難しいのが実際です。しかも緊急地震速報は新しい技術なので、ますますその傾向は大きいです。しかし、今回の事件は、機器の設定ミス(実際には、テスト用の設定を元にもどすのを忘れた)と、速報電文の仕様をきちんと反映していなかった(多分見落としていたのでしょう)という、2つの「うっかりミス」が重なった結果に起きたものです。やはり最後は「人」なのでしょう。
で、最後に一言。「明日は我が身だ、気をつけよう」 ・・・・・・ガク。

