能登半島地震

いつも通りニューイヤー駅伝を見て、今年はどんな年になるかなと思った矢先、能登半島地震が発生した。

建物の倒壊、土砂崩れや液状化、津波、地震後火災と、地震時に発生する被害の様相が一度に現れたようだった。犠牲者は240名に上るが、その4割以上が住宅倒壊によるものと言われている(*2月4日時点の情報)。

住宅倒壊の大きな要因はいわゆる既存不適格の木造住宅。29年前の阪神・淡路大震災で多くの犠牲者をもたらした要因と同じであり、このような被害をなくすには耐震補強が有効であるということを示してきた、はずだった。

が、またこの被害形式が発生し多大な被害をもたらしたことに、多少なりとも木造住宅の耐震に関わった者として忸怩たる思いがする。

耐震化の進まなかった理由の一つに高齢化があると言われている。確かに、耐震補強が効果的と言われても、人生の先行きといつ来るかわからない地震を考えたとき、耐震補強を行う労力と費用をかけるか、と考えるとなかなかモチベーションは持てないだろう。

地震対策って工学だけじゃないんだよな。難しい。