先日学科の女子学生と話す機会があり、こんな質問を受けた。
「女性として働いていて、苦労したことはありますか?」
「・・・ないなあ。」
しばし考えたが思いつかなかった。
就職活動では苦労した。当時リケジョなんて言葉は全くなく、募集時には特に「男子のみ」と書かれていなくても、実際に採用担当者に会うと、陰に陽に「女は要らない」という時代。結局民間企業は早々に諦め公務員試験を受け、前職の研究所に滑り込んだ、というのが就職の経緯。当時採用して下さった前職の研究所には本当に恩がある(辞めたけど・・・)。
そんな就職だったが、就職してからは女性だから、という理由での差別的待遇は被っていない。20年以上働いていて、一切なし。むしろ、どちらかというと女性であることで憶えてもらいやすく、様々な機会をいただいた、と思う。仕事をする上での苦労はもちろんあるが、性差による不利益というのは、少なくとも認識しているものはない。
結婚生活でも、夫は料理上手で、かつ非常にリベラルなので、家事は女性の役割、みたいなことは全くなかった。闘病は大変だったけれど、それを除けば、とても楽しく幸せな結婚だった。
人の縁には超恵まれた人生だなあ、と改めて思いました。ほんとありがとうございます。


