日本画で「猫」と言ったら竹内栖鳳の「斑猫」か菱田春草の「黒き猫」でしょう。
その「黒き猫」が修理を終えて公開されるとのことなので、月初めの連休最終日に行ってきました。
重要文化財「黒き猫」修理完成記念 「永青文庫 近代日本画の粋 ―あの猫が帰って来る!―」
ふわふわとした毛並みでありつつ、何かに気づいてはっとしている猫の緊張感が、しんとした背景とよく合っていて、静かな(多分)初冬の雰囲気が伝わってくる。
ちなみに、菱田春草は「柿に猫」という、同じ猫かわからないがやはり黒猫を描いた作品がある。こちらはモデルを終えた猫がヤレヤレという感じで木から降りているような情景で、ちょっと間延びしていてかわいらしい(そういえば、この絵はどこ所蔵なんだろう)。
他の出品も私の好きな近代日本画が多く、小規模ながら満足感のある展覧会でした。
永青文庫は前々から気になっていた美術館ではあるものの、アクセスが今ひとつで訪問する機会がなかった。今回初訪問できて嬉しい。
細川家の家政所を転用した美術館は、建物自体もレトロ感があり味がある。

隣の肥後細川庭園も素敵(しかも入場無料)。

紅葉したらますますきれいだろうなあ。
このあと別の展覧会にはしごし、1日美術漬け。こちらの展覧会についても後日挙げます。
文化の日らしい1日でした。

